結石破砕装置
特徴
当院では圧電式衝撃波結石破砕装置【Piezolith 2500J】を導入しており、第一選択としてESWLを行っています。 特に同時二重探査システム(X線と超音波)を搭載したPiezolith 2500J は従来の超音波だけの装置にくらべ、 骨に影響されず治療範囲が広がりました。
当院、治療の特徴
- 体に傷がつきません。
- 約1時間ほどの治療時間です。
- 痛み止めは座薬ですので、外来通院での治療を行っています。
- これまで治療ができなっかった高齢の方なども治療可能です。
- 治療直後よりも一週間ほどで、効果が表れることが多いです。
- 結石の大きさや種類によりますが、平均治療回数は3回ほどです。
- 腎・尿管結石の治療を積極的に行っています。
副作用
- 治療後血尿が見られますが、当日又は数日後に消失します。
- 治療後、発熱、疼痛症状が強い場合は、点滴を行うことがあります。
Piezolith 2500J の特徴及び機能
- 探査装置は衝撃波の焦点と超音波とX線探査方式の焦点位置が物理的に一致したインライン共通焦点構造のため、両システムによって位置決めされた焦点に結石が必ず存在します。
- 治療中に両システムによる破砕状況確認及び位置決め修正が患者を移動することなく治療位置で同時に行えます。また、衝撃波照射中の破砕状況をX線透視で観察できます。
- 両システムを併用することで、いかなる部位でも効率的な探査が可能になり、また、小さな焦点領域での衝撃波出力アップ(1500bar最大)で、さらに破砕治療効果を高めました。
- 新たに、腎・尿管結石破砕関連の併用処置や他の泌尿器科的治療処置台としての機能がプラスされました。
- 治療目的別の破砕治療に対応できる最適な超音波描出能力が得られるよう、最新技術の診断用超音波装置を採用。さらに、オプションとして各種外部スキャナーやカラードップラー等、目的に応じてアップグレードも可能です。
- New Piezolith 2500は、腎・尿管結石及び胆嚢結石破砕治療の有効性をより拡大し、万能型としての他の結石破砕治療に対応出来る将来性を持つ体外衝撃波結石破砕装置です。